矯正研究室

「矯正研究第6号」を発行しました。

◎少年院創設100周年特集号

 本号は、創設100周年を迎えた少年院について特集しました。
 少年法改正の歴史等に関する寄稿論文、大正期から現在までの少年院運営の変遷等に関する研究、元少年院長・元裁判官へのインタビュー調査、少年矯正の社会化、指導現場における心理学・精神医学の役割に焦点を当てた研究、少年院に関する一般市民の意識調査など、最新の研究成果を登載しております。

◎付録『少年矯正の近代的展開』

 本号をご購入いただいた方につきましては、昭和59年に少年法施行60周年記念として当協会が発行し、長らく絶版となっていた『少年矯正の近代的展開(電子データ)』を本ホームページから閲覧することができます。同書を含めた本号の「付録」の閲覧に当たっては、こちらのリンクをご参照願います。(『矯正研究』第6号の目次に掲載したパスワードを使用してください。) ※1/11「少年院のあゆみ」資料を訂正しました

◎『矯正研究』第1号~第5号についても、ご注文をお受けしております。

■『矯正研究』第6号 B5判 367頁 1、650円(税込)
 詳しいお問い合わせは、矯正研究室まで(電話:03-3319-0650/Mail:kenkyu@kyousei-kyoukai.jp)。

※お詫びと訂正のお知らせ ※12/1追記

詳細はこちらを御覧ください → お詫びと訂正(PDFが開きます)
                お詫びと訂正(PDFが開きます12/1追記

 

 

 

論文
テキストマイニングを用いた矯正教育分野の論文表題分析 
 - 現場の職員は何を問題ととらえ、どう取り組んだか -
          公益財団法人 矯正協会 矯正研究室 松 田 美智子
受刑者の家族に関する研究
 序論
 Ⅰ 受刑者の子どもに関する研究と実践の動向
          公益財団法人 矯正協会 矯正研究室 菅 野 哲 也
 Ⅱ 受刑者の子どもに対する加害者支援団体等による
  支援の現状と課題
          公益財団法人 矯正協会 矯正研究室 小 島 富美子
 Ⅲ 受刑者の子どもに関する一般市民の意識調査
          公益財団法人 矯正協会 矯正研究室 白 永 陽 子
                            菅 野 哲 也
          お茶の水女子大学          高 橋   哲
寄稿論文
日本における加害者家族の子どもたちの現状と支援          
 - 加害者家族支援の国際比較から考える子ども支援の在り方 -
     特定非営利活動法人 World Open Heart 代表  阿 部 恭 子
社会内における性暴力の加害・被害当事者及びその家族のための
「対話の場作り」の試み - グループ・アプローチから学ぶ -
            一般社団法人もふもふネット代表  藤 岡 淳 子
学会の動向
日本被害者学会の発展と展望 - 矯正との交流を願って -
   慶應義塾大学法学部教授 日本被害者学会理事長  太 田 達 也
日本社会病理学会の動向 - 学会の歴史と今後の展望 -
    佛教大学社会学部教授 日本社会病理学会事務局長  作 田 誠一郎
海外の紀要・論文誌から
海外の新型コロナウイルス感染症対策
               公益財団法人 矯正協会 澤 田 健 一
         公益財団法人 矯正協会 矯正研究室 菅 野 哲 也

 



論文
刑務所の構外作業に関する史的研究 
 Ⅰ 構外作業における地域社会との関わりの歴史について
 Ⅱ 近代日本の刑事施設における構外作業の理論と実態
少年鑑別所の地域援助に関する調査研究
 -児童・生徒等の子供を持つ保護者に対する全国Web意識調査から-
寄稿論文
台湾監獄行刑法における権利救済制度          
 -その経緯と裁判所の判断-
心の本質化はいかに問われるべきか?
 -「なぜ」と「どのように」をめぐる解釈の往還-
学会の動向
日本更生保護学会
 -設立から今後の展望まで-
日本司法福祉学会の動向について
 -その発展とこれから-














「矯正研究第5号」を発行しました。

◎少年院の現場職員の問題意識と取り組みの軌跡を振り返る。

冒頭論文「テキストマイニングを用いた矯正教育分野の論文表題分析-現場職員は何を問題ととらえ、どう取り組んだか-」では、少年院の現場職員が1964年から日本矯正教育学会に発表してきた論文の表題を分析し、収容されている少年の処遇や矯正教育に対する問題意識等について考察しています。なお、本文中(12頁)で紹介しましたように、クラスター分析に用いた論文の表題を資料2として本ホームページに添付しましたので、こちらのリンクをご参照願います(論文中に掲載したパスワードを使用してください)。

◎親が受刑することでその子どもたちはどのような影響を受けるのか。

「受刑者の家族に関する研究」では、受刑者の子どもたちが抱える問題に焦点を当てて、欧米の先行研究、関係者へのインタビュー調査、一般市民の意識調査を行いました。
また、寄稿論文では、実際に加害者家族支援等に取り組む2グループの代表にその支援内容等を紹介していただきました。

■「矯正研究」第5号 B5判 282頁 1、650円(税込)
詳しいお問い合わせは、矯正研究室(電話:03ー3319ー0650/Mail:kenkyu@kyousei-kyoukai.jp)まで。

 

 

寄稿論文
少年法改正の歴史と今後の運用の在り方
            早稲田大学社会安全政策研究所招聘研究員  廣瀬 健二
論  文
少年院のあゆみ ー中庸のみち100年の概観ー 重松 弘、木村 敦、小島富美子
元少年院長・元裁判官インタビュー記録
 ー少年司法・少年矯正分野におけるオーラルヒストリーの試みー  木村 敦 他
(インタビュイー:門脇高次、杉本研士、菱田律子、荒井史男)
少年矯正の社会化 ー「社会の中の少年院」の過去・現在・未来ー   仲野由佳理
少年院の指導現場における心理学・精神医学の役割の変遷
 ー「性格の矯正陶冶」への挑戦ー                 菅野 哲也
少年院に関する一般市民の意識調査                 松田美智子
付  録
1 論文「少年院のあゆみ」資料(少年院に関する歴史的資料、文献目録等)
2 書籍『少年矯正の近代的展開』(昭和59年発行)電子データ
・ こちらのリンクをご参照願います。(『矯正研究』第6号の目次に掲載したパス ワードを使用してください。)

 

 

 

 

 

 






 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「矯正研究第4号」を発行しました。

◎刑務所の構外作業の歴史と地域社会との関わりを振り返る。

冒頭論文「刑務所の構外作業に関する史的研究」では、構外作業の歴史を振り返り、地域社会に貢献した事例を紹介するとともに、法制度や構外作業の目的の変遷について分析しています。刑務所の構外作業に関する貴重な史料や当時を知る関係者の声なども掲載しています。

◎少年鑑別所の地域援助は児童生徒等の保護者にどのように認識されているのか。

「少年鑑別所の地域援助に関する調査研究」では、少年鑑別所の地域援助についての認知度や関心・態度の他、子供に関する悩みや不安、相談の現状等について、児童・生徒等の子供を持つ親を対象とした全国Web意識調査の結果を掲載しています。地域援助の実務に役立つ参考資料としてご活用いただけます。
 その他、台湾の監獄行刑法における権利救済制度に関する論文や、少年犯罪の解釈をめぐる心の本質化についての論文を、それぞれの専門家にご寄稿いただいています。

■「矯正研究」第4号B5判 256頁 1、650円(税込)
詳しいお問い合わせは、矯正研究室(電話:03-3319-0650)まで。






論文
刑務所の処遇風土に関する基礎的研究 
 -刑務所風土と、改善更生、デシスタンスとの関係-
刑務官の処遇と受刑者の変容に関する一考察
 -処遇体験記の分析を通じた「見える化」の試み-
寄稿論文
矯正処遇の評価           
 -エビデンス・ベイスト・プラクティスを推進するために-
米国の司法取引と量刑手続
資料
矯正院法下の少年院に関する文献目録
 -少年院制度100周年に向けての基礎資料として-
学会の動向
日本犯罪心理学会
 -第57回大会に参加して-
日本犯罪社会学会
 -歴史・活動・研究分野と研究の方法-
























「矯正研究第3号」を発行しました。

◎刑務所の組織風土は受刑者の改善更生にどのような影響を与えるのか。

冒頭論文には、刑務所全体の組織風土と受刑者の改善更生等に関する海外の研究の一端を紹介しています。矯正処遇の実務に役立つ参考資料としてご活用いただけます。

◎矯正院法下の少年院に関する文献目録を登載しています。

大正十二年の矯正院法施行により発足した少年院制度が三年後に百周年を迎えるに当たり、矯正院法下の少年院に関する文献目録を作成し、登載しています。
その他、我が国の矯正処遇の現場にも浸透しつつあるエビデンス・ベイスト・プラクティスに関する論文と米国の司法取引制度と量刑手続の実状等についての論文をそれぞれの専門家にご寄稿いただいています。

■「矯正研究」第3号B5判 230頁 1、650円(税込)
詳しいお問い合わせは、矯正研究室(電話:03-3319-0650)まで。































「矯正研究第2号」を発行しました。

◎矯正施設と自助グループ等との連携による活動の実状、その効果や課題とは。

現在、多くの矯正施設で、自助グループ等と連携した指導等が行われています。冒頭論文は、その連携の実状等について広く調査した結果をまとめたものです。自助グループ等との連携を深める上での参考資料として活用いただけます。

◎矯正医療に関する2つの論文を登載しています。

病院長の立場に長くおられ、医療の運営管理にも通暁する医師の視点から矯正医療への率直な提言をする寄稿論文と、70年近い歴史を有する矯正医学会の活動に関する報告をいただいています。

■「矯正研究第2号」B5判 263頁 1、650円(税込)
詳しいお問い合わせは、矯正研究室(電話:03-3319-0650)まで。


























【研究アドバイザー会議】を開催しました。

平成31年3月22日(金)、当協会において、第1回研究アドバイザー会議を開催しました。

矯正研究室においては、公益目的事業として矯正活動に関する調査研究等を行っています。

研究アドバイザーは、この調査研究等の事業について専門的立場から指導・助言などをいただく外部の専門家で、下記の学識経験者のほか、関係機関の方にも助言などをいただくこととしています。

この度の会議では、当研究室が行った調査研究に対する意見、今後取り上げるにふさわしい調査研究のテーマ、調査研究の実施上配慮すべき事項などについて、出席アドバイザーの専門性や広い視野に基づく貴重な意見・提言をいただきました。

【研究アドバイザー】
駒澤大学教授   伊藤 茂樹  
早稲田大学教授  小西 暁和  
筑波大学教授   土井 隆義  
甲南女子大学教授 森  丈弓  (敬称略 氏名アイウエオ順)







「矯正研究第1号」を発行しました。

■ 平成28年春に矯正研究室が発足して初の研究成果です。

◎刑務所、少年院、少年鑑別所等に勤務する矯正職員はどんな問題意識を持って職務を遂行しているのか。 
どこにストレスを感じているのか。 

冒頭論文はこのような主題による意識調査の結果等を分析し紹介しています。
職員のストレス管理、職場環境の改善等を図る上での有効な参考資料としても活用いただけます。

◎少年法適用年齢の議論に連動し、自由刑執行の在り方にも目が向けられています。 

諸外国における自由刑執行態様に関する論稿は、このことを踏まえた調査研究です。 
さらに、犯罪者の思考スタイルに関する米国の研究、ドイツ少年行刑法を巡る議論等について、それぞれの専門家による報告を寄稿いただいています。

■「矯正研究第1号」」B5判 234頁 1、650円(税込)
詳しいお問い合わせは、矯正研究室(電話:03-3319-0650)まで。






















 

論文
矯正職員の職務意識等とストレスに関する研究
 Ⅰ 矯正職員の職務意識等に関する研究
 Ⅱ 矯正職員のストレスに関する研究
 Ⅲ 矯正職員のストレスに関する海外の研究動向
    -アメリカ合衆国についてー
諸外国における自由刑の執行態様等に関する調査研究ーその1
 アメリカ、カナダ、スウェーデン及びフランスー
寄稿論文
犯罪者の思考スタイルを考えるーWalters,G.D の理論に触れながら
少年矯正の現代的課題ードイツ少年行刑法をめぐる議論を素材にー
学会の動向
第2回犯罪学合同大会
第55回日本特殊教育学会大会

 

論文

矯正施設と自助グループ等との連携に関する研究
Ⅰ 矯正施設と自助グループ等との連携の実状について 
  -職員・スタッフに対するアンケート及び面接調査から-
Ⅱ 刑事施設での薬物指導における自助グループ等との連携について
  -薬物指導受講歴のある刑事施設出所者に対する面接調査から-

受刑者の更生への意欲に関する研究
-その1 釈放時アンケートに見る受刑者の意識-
諸外国における自由刑の執行態様等に関する調査研究
-その2 ドイツ及びイギリス-
寄稿論文
カリフォルニア州刑務作業局による刑務作業運営の現状と課題           
-2015-16会計年度立法府向け報告書を中心として-
矯正施設外から見た本邦の矯正医療
学会の動向
日本矯正医学会                
2018年ソーシャルワーク・教育・社会開発合同世界会議